にかほ市の出身である木版画家 池田修三氏のWebサイトをリニューアルし、本日より新たにオープンいたしました。
池田修三氏のふるさとであるにかほ市では、お祝い事の際に贈り物として池田修三氏の木版画作品を贈り合う文化が根付き、長い間、地域で愛され親しまれてきました。
今回、Webサイトをリニューアルし新たにオープンした背景として、池田修三氏をにかほ市の文化及び地域の魅力として、継続的に情報発信できる場を作りたかったという想いがありました。
象潟郷土資料館では、作品テーマを設けた展示の入れ替えやイベントなどを定期的に開催しています。また、町中や交通機関での作品展示なども不定期で行われています。このような情報を、池田修三氏の作品に興味を持つ地域内外の皆様に届けられる場として、Webサイトのリニューアルを行い、新たにオープンしました。
本サイトは、池田修三氏に興味を持った方々が情報をきちんと得られる設計を行い、情緒あふれる子供たちの情景や、センチメンタリズムを感じるどこか影がありつつも温かみのある池田修三氏の作品そのものをデザインコンセプトにして制作しました。
作品の展示情報や、グッズ情報などはこちらのWebサイトから中心に発信していきますので、是非ご覧ください。
■ 池田修三氏について
1922(大正11)年、秋田県にかほ市象潟町生まれ。
旧東京師範学校学校(現・筑波大学)を卒業後、秋田県立由利高等学校、聖霊高等学校(現・聖霊女子短期大学附属高校)の教師となるが、1955年に退職し上京。木版画に専念することとなる。初期12年間のモノクロ版画を経て、多色摺りに移行した。
全国主要都市で個展を開催し、秋田県の企業カレンダーやテレフォンカード等に作品が採用される。
一貫して子どもをテーマにした作品を作り続け、晩年には風景画も手掛けた。
2004(平成16)年に82歳で逝去した。